平成18年8月 第2242号(8月9日)
■申請331件から48件を選定 学士課程の私立申請率61.8%
特色ある大学教育支援プログラム(以下、特色GP)実施委員会(委員長=絹川正吉国際基督教大学名誉教授)は、八月四日、東京・市ヶ谷のグランドヒル市ヶ谷で開かれた第二回会合において、三三一件の申請から四八件を選定した平成十八年度の特色GPの審査結果を文部科学省の清水潔高等教育局長に提出した。(選定された四八件の詳細は2面に掲載)
同プログラムは、各大学・短期大学の教育目的を達成するために、これまで組織的・継続的に実施し、実績を挙げている取組であり、学位を与える課程の教育目的・役割を明確化し、学生に対する体系的な教育として、さらに充実・発展させる取組を対象に選定されるものであり、平成十八年度は、学士課程、短期大学士課程、修士課程の申請区分に一件の申請とし、四月十八日から二十日までに合計三三一件の申請を受付け四八件を選定した。
申請区分ごとの選定結果は次のとおり。
▽学士課程
(1)教育課程の工夫改善の取組=申請六八件(うち私立三九件)、選定八件(うち私立三件)、(2)教育方法の工夫改善の取組=申請一一一件(うち私立六八件)、選定一七件(うち私立八件)、(3)上記以外の教育の工夫改善の取組=申請四一件(うち私立二九件)、選定六件(うち私立四件)
(1)、(2)、(3)の合計は、申請二二〇件(うち私立一三六件)、選定三一件(うち私立一五件)で、選定率は一四・一%(私立一一・〇%)となっている。
▽短期大学士課程
(1)教育課程の工夫改善の取組=申請二一件(うち私立一八件)、選定四件(うち私立三件)、(2)教育方法の改善の取組=申請二二件(うち私立一九件)、選定三件(うち私立二件)、(3)上記以外の教育の工夫改善の取組=申請二一件(私立のみ)、選定三件。
(1)、(2)、(3)の合計は、申請六四件(うち私立五八件)、選定一〇件(うち私立八件)で、選定率は一五・六%(私立一三・八%)となっている。
▽修士課程
(1)人社系の教育の工夫改善の取組=申請二五件(うち私立一二件)、選定三件(うち私立二件)、(2)理工農系の教育の工夫改善の取組=申請一六件(うち私立二件)、選定二件(うち私立〇件)、(3)医療系の教育の工夫改善の取組=申請六件(うち私立四件)、選定二件(うち私立一件)。
(1)、(2)、(3)の合計は、申請四七件(うち私立一八件)、選定七件(うち私立三件)で、選定率は一四・九%(私立一六・七%)となっている。
なお、前年は、五テーマ全体で申請四一〇件、選定四七件であり、申請件数が大幅に減少した。