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研究成果等の刊行

No.25(2007.10)

「アメリカにおけるキャリア教育の現状と課題」

講演者:Pole Gore Ph. D. 川島太津夫(訳)

はじめに

私学高等教育研究所主幹 瀧澤 博三

 最近では、中学・高校だけではなく大学でもキャリア教育が注目されるようになって来ました。就職状況が大学の経営戦略としても重要な意味を持つようになるとともに、就職指導を前倒しにする傾向があり、内容も、ニート問題なども背景に、自立して生きてゆくための能力・態度を養うという目標をもつなど幅広くなってきています。こうなると導入教育や教養教育の一部とも重なる問題になってきます。キャリア教育とは、こうした問題の全体を視野において、学士課程教育を通じた教育・指導のあり方として考えるべき問題だと思います。
 本研究所では、本年度からキャリア教育研究のプロジェクトを立ち上げていますが、第26回の公開研究会において、その研究の一環として、アメリカの民間テスト機関、ACT(American College Test Program)のキャリア開発研究部ディレクターであるポール・ゴア博士から、アメリカの高等教育におけるキャリア開発・支援の現状と問題点についてのご講演を願い、高校時代から大学生活までの継続的なキャリア開発システムについてご紹介いただきました。
 つづいて、本研究プロジェクトのリーダーである関西国際大学学長の濱名先生に研究の状況等を含めてコメントをして頂きました。
 この冊子は、この公開研究会の記録を収録したものですが、学士課程教育のあり方が大きく取り上げられている折から関係者のご参考としてご活用いただければ幸いです。

  1. Pole Gore Ph. D.
    【講演】アメリカ合衆国におけるキャリア教育の現状と今後の展望(PDF形式)
  2. 濱名 篤
    【講演】Dr. Pole Gore報告コメント(PDF形式)
  3. 川島太津夫
    【まとめ】米国キャリア教育の現状と展望―ポール・ゴア博士から学んだこと(HTML形式)

*** 「関連資料」部分等は割愛しました。 ***