加盟大学専用サイト

研究成果等の刊行

No.24(2006.08)

「大学改革と規制改革」

講演者:福井 秀夫

はじめに

私学高等教育研究所主幹 瀧澤 博三

 平成10年頃を境に、わが国の大学改革は政府の行財政改革の流れに沿って新たな展開を始めました。 国立大学の法人化を始め、設置認可制度の簡素化・準則化、認証評価制度の展開、株式会社の大学参入、補助金の競争的経費化などの改革は、大学にとってこれまでの観念では容易に理解しがたい面も多く、大きな挑戦です。しかし海外に目を向ければ、このような新自由主義的な思想を基盤とした大学改革の動きは「プライバタイゼーション」をキーワードとした世界的な潮流でもあることが理解されます。
 いま大学としては、政府の規制改革関係の会議からの提言の理論をよく理解し吟味した上で、大学の将来を誤ることのないよう主張すべきことは主張し、正しい選択をしていかなければならない難しい時だと思います。
 そのような気持ちから、今回の公開研究会では規制改革関係の政府の諸会議で重要な役割を果たしておられる政策研究大学院大学の福井秀夫教授を講師としてお招きし、規制改革の視点からの高等教育改革へのお考えをお話頂きました。規制改革を推進する側から投げかけられている諸課題について考える上でご参考にして頂ければと思います。

  1. 福井 秀夫 (政策研究大学院大学 教授)
    【講演】大学改革と規制改革(PDF形式)
    【質疑応答】 (PDF形式)

*** 「関連資料」部分等は割愛しました。 ***