バックナンバー
令和7年3月 第2999号(03月26日)
文部科学省
「社会とともに歩む」私大とは
私大在り方検討会議 急激な少子化、振興方策は
文部科学省は3月10日、「2040年を見据えて社会とともに歩む私立大学の在り方検討会議」の初会合を開いた。同会議は中央教育審議会による2月の「知の総和答申」を踏まえて設置された。地域の人材育成に向けた私立大学の役割や関係者との協働の在り方、国際競争力の強化に向けた私立大学の役割や関係者との協働の在り方について具体的な方策を探るほか、急激な少子化を見据えた大学経営の在り方や私立大学における教育・研究の質の向上についても検討する。
日本私立学校振興・共済事業団
総額2979億円を849校に配分
私大経常費補助金 令和6年度交付額を公表
日本私立学校振興・共済事業団(福原紀彦理事長)はこのたび、令和6年度私立大学等経常費補助金交付状況について公表した。令和6年度の交付学校数は大学・短期大学・高等専門学校849校、交付総額は2979億7468万7千円だった。前年度と比べ交付学校数は6校増え、交付総額は3億5771万2千円の増額となった。
中央教育審議会
中教審会長に橋本氏(住友生命会長)
第13期の総会初会合
中央教育審議会は3月17日、文部科学省「第二講堂」において第142回総会を開催した。第13期の初会合で、冒頭に会長の選任が行われ、住友生命保険相互会社取締役会長・代表執行役の橋本雅博氏が就任した。橋本氏は日本経済団体連合会で教育・大学改革推進委員長も務める。
日本私立大学団体連合会
令和7年度 事業計画予算 案を了承
私大団連総会 私学部長と諸課題を論議
日本私立大学団体連合会(会長〓田中愛治早稲田大学総長)は3月19日、第95回総会を対面とオンラインの併用形式で開催した。
寄稿
日本学術会議法案について
内閣府大臣官房総合政策推進室
室長 笹川武
インタビュー
若者定着を目的に私大も支援
福井県の大学・私学政策「県内の大学の存在は重要」
福井県は、2040年に人口が63.9万人程度に減少すると推計される一方、北陸新幹線や高速道路など高速交通ネットワークの整備が着実に進んでおり、これを100年に一度の機会と捉え、観光、市場開拓・販路拡大、都市人材の誘致などに取り組んでいる。その一方、育児や教育に手厚い県としても知られ、その一環として県内私立大学にも手厚い支援を行う。その政策などについて、仁愛女子高校において、福井県総務部大学私学課の岸本鉄也副部長に聞いた。
日本高等教育評価機構だより
アメリカの大学アクレディテーション・システムの今
―JIHEE評価研究部の「米国の大学評価」の現状・
課題調査研究プロジェクトに参加して(中間報告)―
特集
大学全体の質の向上につなげる
JAED共同企画 授業のユニバーサルデザイン
日本高等教育開発協会(JAED、中井俊樹会長)と共同で企画してきた『授業のユニバーサルデザイン』は2回目を迎える。特定学生への特別な配慮にとどまらず、多様化するあらゆる学生に対応しうる「ユニバーサルデザインの授業事例」を収集した。このたびは、日本私立大学協会(小原芳明会長)の加盟大学に募集をして、全国から6大学7事例の応募があった。ここでは、そのうちの3件を紹介する。
連載
ビヨンドコロナの大学戦略-63-
学生・教員が地域に寄り添う
教員養成、スポーツ施設...道内トップクラス
北翔大学
山谷敬三郎学長
江別市に立地する北翔大学(山谷敬三郎理事長・学長、生涯スポーツ学部、教育文化学部、短期大学部)は、道内随一のスポーツ設備や、珍しい舞台芸術分野等を武器に、地域活性化を手掛けてもいる。地域で育った学生達が教員等になって地域で働く。まさに北海道に不可欠な人材を育成している。これらの取り組みについて山谷学長に聞いた。
大学リーダーシップ研究会
ミドル層の育成急務
大学リーダーシップ研究会 教学マネジメントの深化を考える
大学リーダーシップ研究会は、2月16日、東京の共立女子大学で、第6回大学リーダーシップ公開研究会を開催した。このたびのテーマは、「大学改革を推進する実践的リーダーシップ―教学マネジメントの深化と組織変革」で、全国から大学関係者が多数参加した。