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令和5年8月 第2936号(08月23日)

中央教育審議会

リカレント推進方策を審議
生涯学習分科会 大学での教育に期待

 中央教育審議会の生涯学習分科会(清原慶子分科会長)は8月8日、第126回会合をオンラインで開き、リカレント教育の推進について審議したほか、同分科会の社会教育人材部会がとりまとめた「社会教育人材の養成及び活躍促進の在り方について(中間的まとめ案)」の内容を審議し、了承した。また、同分科会では日本語教育の質の維持向上についても審議事項とすることとして、文化庁国語課から日本語教育機関及び日本語教師に関する現状・課題・方向性などの説明を聞いた。

中央教育審議会

キャリアパス拡大がカギに
大学院部会 人社系大学院教育改革を議論

 中央教育審議会大学分科会の大学院部会(湊長博部会長)は8月22日、オンラインで第111回会合を開き、人文科学・社会科学系の大学院教育改革について審議した。

中央教育審議会

教職科目の見直し了承
教員養成部会 科目区分の統合など省令改正へ

 中央教育審議会初等中等教育分科会教員養成部会(秋田喜代美部会長)の第136回会合が8月10日に開催された。今回は、今年4月に同部会の下に置かれた教科に関する専門的事項に関する検討委員会(以下、検討委)によるとりまとめの報告および、教育職員免許法施行規則の改正を中心に審議した。

アルカディアの風

研究力の高度化に提起

文部科学省

小・中の耐震化未実施195棟
耐震状況調査 97.4%の設置者で耐震化完了

 文部科学省は、8月8日、「公立学校施設の耐震改修状況フォローアップ調査」の結果を公表した。公立小中学校における耐震化未実施の建物は、前年度から93棟減の195棟で耐震化率は、99.8%であった。

日本福祉大学

「ふくしの総合大学」の礎築く
大沢勝名誉総長お別れの会

 去る8月1日に、学校法人日本福祉大学(丸山悟理事長、愛知県知多郡美浜町)は、5月5日に91歳で逝去された大沢勝名誉総長のお別れの会を、愛知県社会福祉協議会との共催により、メルパルク名古屋において執り行った。

国立音楽大学・滋賀大学

異分野の知見を共有し新領域を
データ×アートの連携協定

 国立音楽大学(梅本実学長、東京都立川市)と滋賀大学(竹村彰通学長、滋賀県彦根市)は、7月28日に連携協定を締結した。

日本高等教育評価機構だより

大学の内部質保証の充実等に資する支援

インタビュー

「共創型リーダー」を育成
女子美術大学共創デザイン学科 企業等とのプロジェクトを重視

 女子美術大学(小倉文子学長、芸術学部)は、2023年度から杉並キャンパスに新たに共創デザイン学科を開設した。予測困難な時代において、多様な人々と価値を作り出すことができる「共創力」が重要になるという。そんな「共創型」のリーダーを育成することを目的としている。その背景や具体的な教育などについて、松本博子学科長・副学長に聞いた。

寄稿

プレFDの多面的な効果と可能性
米国スタンフォード大学への訪問調査から

 東京大学大学院  瀬崎颯斗

寄稿

デザイン思考を活用した探究的な学び

 東北芸術工科大学 
 高大連携推進部長/プロダクトデザイン学科教授  
 柚木泰彦

連載

高校進路指導室の扉
―新しい高大連携・接続に向けて―
新たな挑戦と可能性
令和の日本型学校教育を目指して

 鎌倉女子大学中等部・高等部部長
 高橋正尚

特集

泥の掻きだし、運搬に汗
九州豪雨 学生、教職員がボランティア活動

 ここ数年、異常気象が続いている。とくに、局地的に大雨をもたらす線状降水帯が各地を襲っている。6月には高知県・和歌山県・奈良県・三重県・愛知県・静岡県の6県で線状降水帯が相次いで発生。翌7月も福岡県と大分県、佐賀県でも、線状降水帯による集中豪雨が発生し、土砂災害や河川が氾濫するなど、記録的豪雨が爪痕を残している。被災地域には、日本私立大学協会加盟大学も立地しており、学生、教職員が周辺地域の被災家屋の泥のかき出しや、掃除、片付けを行っている。今回は九州に立地する、3大学の取組みを紹介する。