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令和5年6月 第2928号(06月21日)

政府

予測困難な時代の方針示す
第4期教育振興基本計画 閣議決定

 政府は6月16日、第4期となる「教育振興基本計画」を閣議決定した。同計画は2023年度から5年間にわたり教育分野で取り組む施策を定めた。政策の基本方針に①グローバル化する社会の持続的な発展に向けて学び続ける人材の育成②誰一人取り残されず、全ての人の可能性を引き出す共生社会の実現に向けた教育の推進③地域や家庭で共に学び支え合う社会の実現に向けた教育の推進④教育デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進⑤計画の実効性確保のための基盤整備・対話―の5つを掲げた。

政府

「人への投資」「少子化対策」を強化
骨太方針2023 閣議決定

 政府は6月16日、「経済財政運営と改革の基本方針2023 加速する新しい資本主義~未来への投資の拡大と構造的賃上げの実現~」(骨太方針2023)を閣議決定した。新しい資本主義実現に向けた「構造的賃上げの実現や人への投資」「分厚い中間層の形成に向けた取り組み」「GX・DX、スタートアップ推進や新たな産業構造への転換」など、官民連携投資拡大への基本方針が示されている。さらに、こども・子育て政策は最も有効な未来への投資であり、「こども未来戦略方針」に沿って、少子化のトレンドを反転させるべく、こども・子育て政策の抜本的強化に向けた道筋を示すとした。本稿では教育、科学技術に関連する項目に注目してみる。

アルカディアの風

地方の事情に合わせた政策を

文部科学省

講義やゼミで消費者教育
消費者教育取組調査 私大は6割が実施

 文部科学省は、消費者教育をめぐる最新の状況を踏まえた課題を把握するため「消費者教育に関する取組状況調査」を平成22年度より行っている。このたび過去の調査の再分析を行い、経年変化、状況の変化等を提示した調査結果を公表した。調査によると、5割以上の大学で、講義やゼミで消費者教育を実施していることが分かった。

アルカディア学報

「内部質保証」とその高度化に向けて
―福岡工業大学における第3期認証評価受審を素材に

 研究協力者  鶴﨑新一郎(福岡工業大学総務人事部担当部長)

寄稿

私立大の現在と未来を考える
全国高等教育研究所等協議会創立14周年シンポより

 広島大学名誉教授  有本章

連載

ビヨンドコロナの大学戦略-39-
個性輝く研究を推進
独自システムで個別最適学習

 北海道情報大学
 西平順学長

 北海道江別市に立地する北海道情報大学(西平順学長、経営情報学部、医療情報学部、情報メディア学部、通信教育部)は、教育、食と健康、宇宙開発の分野で情報技術を用いて研究開発を進めている。特に北海道の農畜産物の成分をデータベース化し、ブランド向上に貢献するなど、政府・自治体とも連携した独自の取り組みを行っている。大学を先導する西平順学長に聞いた。

私学高等教育研究所

事務負担の過大が課題
公開研究会 修学支援新制度を議論

 日本私立大学協会の附置私学高等教育研究所は、5月19日、オンラインで、第77回公開研究会を開催した。テーマは「修学支援新制度と私立大学」。同研究所は、2022年に「修学支援新制度」の現状調査を行い、この3月に報告書を公表した。約500人の大学関係者が視聴した。

学校法人東京家政学院

新たな歴史踏み出す契機に
100周年で式典

 学校法人東京家政学院(吉武博通理事長)は、5月21日、東京ガーデンパレス(東京都文京区)で、学院創立100周年の記念式典・祝賀会を開催した。

学校法人北海学園

森本前理事長称え
銅像除幕式を挙行

 学校法人北海学園前理事長 森本正夫氏の銅像建立除幕式が、6月3日に、同学園の札幌豊平キャンパスで行われた。