加盟大学専用サイト

バックナンバー

令和3年9月 第2854号(09月08日)

文部科学省

私大等経常費補助に3015億円
文科省 令和4年度概算要求を提出

 文部科学省は8月30日、令和4年度の概算要求を財務省に提出し、要求・要望額について公表した。文部科学関係予算(一般会計)は前年度予算比で11・7%増の5兆9161億円となった。文教関係予算は前年度予算より3643億円増え、4兆3859億円。このうち、高等教育機関の多様なミッションの実現に含まれる、私立大学等の改革の推進等では前年度より303億円増の4388億円を要求した。ここでは、私学助成要求・要望額の4388億円と加えて事項要求の内容について掲載する。

文部科学省

高度専門人材育成に新規75億円
概算要求高等教育 ポストコロナのDX推進

 このたびの文部科学省概算要求では、日本の未来を拓く4つの原動力として、新しい時代の質の高い教育・子供を産み育てやすい社会の実現▽官民挙げたデジタル化の加速▽グリーン社会・カーボンニュートラルの実現▽日本全体を元気にする活力ある地方創り―を柱に据えた。来年度に向けてもコロナ対応関係として、ウィズコロナ下の学習・スポーツ・文化・研究活動の継続支援やポストコロナの「新たな日常」の実現に向けて、感染症対策、デジタルトランスフォーメーション推進といったことへの支援項目が掲げられている。

文部科学省

印紙税の非課税措置延長など
文科省 令和4年度税制改正要望

 文部科学省は令和4年度の税制改正要望について、概算要求とともにその要望事項を公表した。

科学技術・学術審議会

大学の研究力、地方創生の役割論議
第84回学術分科会を開催

 科学技術・学術審議会の学術分科会は9月2日、オンラインで第84回会合を開催した。

全私学連合

学校法人ガバナンス改革を協議
自民党文部科学部会 全私連が文科省概算要求へ要望

 大学から幼稚園までの各私学団体で構成される全私学連合(田中愛治代表)は8月25日、自由民主党の文部科学部会(赤池誠章部会長)においてヒアリングに臨み、文部科学省の令和4年度概算要求への要望や税制改正要望、その他の要望を行った。

文部科学省

GIGAスクール構想の着実な推進
初中教育概算要求 35人学級の計画的整備も

 1面記載の通り、文部科学省は来年度の概算要求を財務省に提出した。小学校35人学級の計画的な整備やGIGAスクールにおける学びの充実など、新しい時代の学びの環境及び学校における働き方改革の推進などを要望した。

アルカディア学報

私立大学を巡る動向と諸課題 (上)

 主幹 西井泰彦

インタビュー

DXを進め、次の教育へ
和洋女子大学のコロナ対応 昨秋に留学生送り出し実施

 千葉県市川市に立地する和洋女子大学(岸田宏司学長、人文学部、国際学部、家政学部、看護学部)は、コロナ禍において、ネットインフラを強化し学生一人ひとりがデバイスを所有するBYOD(BringYour Own Device)を進めている。また、2020年秋には韓国の大学に留学生を一人派遣した。こうした取り組みについて金丸裕志副学長に聞いた。

寄稿

大学職員を究めるⅡ
コロナ禍における大学職員の在り方

 大学行政管理学会、大学人事・事務組織研究、グループアドバイザー(神奈川工科大学)
寺尾謙

連載

高校進路指導室の扉
―新しい高大連携・接続に向けて―
本校の進路指導と教育力
高大連携・接続、入試改革などにおける課題

 常翔学園中学校・高等学校進路指導部長  白須賀恒彦

四国地区大学教職員能力開発ネットワーク

コロナ後の大学教育を論議SPODフォーラム
3日間にわたりオンライン開催

 四国地区大学教職員能力開発ネットワーク(SPOD)は、8月25日~27日の3日間、「SPODフォーラム2021」を開催した。コロナ禍の影響で昨年は中止になったため、2年ぶりの開催となった。このたびのフォーラムは「New Normalの大学教育を考える」をテーマとして掲げ、全面オンラインでの開催となった。期間中には32の研修プログラムのほか、シンポジウム、情報交換会、参加者による動画の発表(オンデマンドセッション)が行われた。全国から572人の教職員が参加した。

文部科学省

薬学人材の検討会が初会合
文科省「6年制」等の効果検証

 文部科学省は、8月30日に、「薬学系人材養成の在り方に関する検討会」の初会合を開催した。