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令和3年8月 第2851号(08月18日)
全私学連合
国私間格差の是正を
文部科学大臣に要望
全私学連合(田中愛治代表=早稲田大学総長、日本私立大学団体連合会会長、日本私立大学連盟会長)は8月3日、同連合を構成する大学から幼稚園までの各私学団体を中心にとりまとめた令和4年度私立学校関係政府予算と税制改正に関する要望活動を行った。
中央教育審議会
「通信制」 コロナ後の参考に
大学分科会質保証部会 「ハイブリッド化」設置基準で論議
中央教育審議会大学分科会の質保証システム部会(吉岡知哉部会長)は8月4日、オンラインで第10回会合を開き、大学設置基準や認証制度などの見直しを進めていくうえでの議論の枠組みについて検討に入った。オンライン(遠隔授業)の急拡大など世界中の大学がコロナ後の教育形態の再構築を迫られるなかで、授業内容や方法の「質」を担保する新たな環境をどのように整えていくか、そのために大学の設置基準や認証制度のあり方をどう変えていくべきか、年内にも結論が求められる「システム部会」としての論議の方向づけが進められた。
中央教育審議会
オンライン「満足」が「不満」上回る
大学分科会質保証部会 授業の「質」への影響分析へ
中央教育審議会大学分科会の質保証システム部会(第9回)が7月7日、オンラインで開かれ、3月に実施した「新型コロナウイルス感染症の影響による学生等の学生生活に関する調査」の結果が示された。昨年度後期の授業が「ほとんど・すべてオンラインだった」と回答した学生は全体の6割に達し、オンライン授業の満足度は、「不満」より「満足」が上回ったが、現場での実施状況を確認するため、この日は、九州大学と関西大学の担当教員からの聞き取りも行った。
東京五輪
「史上最多」メダルに貢献 東京五輪閉幕
学生選手70余人 悪条件はねのけ
第32回夏季オリンピック東京大会は8月8日に閉会式が行われ、17日間にわたる熱戦に幕を下ろした。コロナ禍が収束しない下での厳しい大会となったが、予定したイベントが全て実施できたことの意義は大きい。日本は金メダル27個、メダル総数58個と史上最多を記録した。583人の選手団の中には大学・大学院の在籍者70余人が含まれ、5年前のリオデジャネイロ大会の約50人を大きく上回った。
文部科学省
高校の年間貸出数は1人3冊
学校図書館調査 蔵書のデータベース化すすむ
文部科学省は、7月29日、令和2年度「学校図書館の現状に関する調査」の結果を公表した。調査によると、公立学校における1人あたりの貸出状況について、小学校49冊、中学校9冊、高等学校3冊で、学校段階が上がるにつれて少なくなっていることが分かった。
文化学園
博士課程対象のインターンシップ
企業、大学連携し協議会設立
文部科学省は、産業界と大学が連携して、博士課程の学生を対象にインターンシップの普及を目指す協議会を設立した。
アルカディア学報
研究員 岩田雅明(新島学園短期大学学長)
特集
大学行政管理学会の活動と今後
オンラインツールやSNSをより活用した取組みに
関東地区研究会での活動
蒲田女子高等学校 島崎市誠
大学改革研究会から考えるJUAMの課題
獨協大学 堀佑二
九州・沖縄地区のこれから
熊本学園大学 齊藤琢磨
連載
ビヨンドコロナの大学戦略-12-
国際認証を武器に独自路線
リーダー教育を実施する国際高校も
名古屋商科大学
栗本博行学長
学部・大学院でケースメソッドによる討論型授業を展開する名古屋商科大学(栗本博行理事長・学長、経営学部、経済学部、商学部、国際学部)は、2020年4月、コロナ禍に対応すべく、いち早くバーチャル型の遠隔授業に切り替えた。マネジメント教育の2つの国際認証を取得し、独自路線を歩み続ける大学の戦略について、栗本学長に聞いた。
全国大学生活協同組合連合会
大学につながりや交流求める声
生協連が学生生活アンケート
全国大学生活協同組合連合会はこのたび、コロナ禍での大学生の頑張りや現状を調査する「コロナ禍の大学生活アンケート」調査を実施した。