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令和3年6月 第2845号(06月16日)

中央教育審議会

「魅力ある地方大学」で審議入り
中教審大学分科会 多様性・国際性が焦点に

 中央教育審議会の大学分科会(永田恭介分科会長)は6月8日、第11期の2回目の会合をオンラインで開き、今期の主要テーマである「魅力ある地方大学の在り方」をめぐって、「どのような大学を魅力ある地方大学と考えるか」「それは誰にとっての、どのような魅力なのか」という観点から討議を始めた。デジタル・トランスフォーメーション(DX)が進むなかで、地方大学では、多様性を活力とした地方創生への貢献、ネットワークを生かしたグローバル化(国際性)の推進などが急務とし、今後、そうした改革を推進する議論を進めることを確認した。

中央教育審議会

中教審 生涯学習分科会
「命を守る」視点で方策を
第11期初会合 審議事項を確認

 中央教育審議会生涯学習分科会は5月31日、第11期の初会合(第111回)をオンラインで開催した。分科会長の選任のほか、第11期の同分科会での審議事項などについて意見交換した。

日本私立大学団体連合会

新会長に田中早稲田大総長
令和4年度 私大関係政府予算・税制改正要望を協議

 日本私立大学団体連合会は6月9日、第88回総会をオンラインで開催し、新しい会長に早稲田大学の田中愛治総長を選出した。そのほかの審議事項として、令和2年度事業報告・決算報告、さらに、令和4年度私立大学関係政府予算と税制改正要望について協議した。

文部科学省

各地域で「大学拠点接種」めざす
大学にワクチン接種会場要請

 文部科学省は5月18日、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が各地域において始まっていることを受けて、各大学に宛てて、各地域でのワクチン接種体制を拡大する観点から施設の活用可能性等について調査を実施した。

文部科学省

令和の海外子女教育に支援拡充
在外教育施設あり方検討会  選ばれる在外教育施設づくりを

 文部科学省の「在外教育施設の今後の在り方に関する検討会」(座長・丹羽秀樹文科副大臣)は6月3日、中長期的な支援策などを盛り込んだ「在外教育施設未来戦略2030」を取りまとめ、公表した。その結果、在外教育施設へのニーズが多様化していることを踏まえ、「選ばれる在外教育施設」づくりを最優先課題に位置付け、国内と同様、同等の教育環境整備と併せ、多様性に寄り添ったきめ細かな支援や特色を伸ばすための支援の充実に取り組むこととした。

四国学院大学

生活と学びが融合した学寮
創立70周年記念事業

 四国学院大学(末吉高明学長)は、創立70周年記念事業として3月、キャンパス内に学生寮『マグノリア学寮』を竣工した。5月27日には、記念植樹式が執り行われた。

アルカディア学報

私大ガバナンス
―有識者会議の提言から考える

 研究員 両角亜希子(東京大学大学院教育学研究科准教授)

インタビュー

専門家の実働チームでコロナ対応
金城大学KICT 学生の行動変容ねらう

 石川県白山市に立地する金城大学(前島伸一郎学長)は、社会福祉学部、医療健康学部、看護学部を有し、実習科目が不可欠なことから、2020年6月に対面授業を再開したが、その際に活躍したのが学内の医療専門家で組織された金城感染制御チーム(KICT)だった。前島学長らKICTのメンバーに取り組みを聞いた。

寄稿

FD/プレFDとして活用できる
オンラインプログラム

 東京大学 教授栗田佳代子

連載

ビヨンドコロナの大学戦略-8-
知多半島から福祉モデルを世界に
教育・健康で地域を支える日本版CCRCを目指す
日本福祉大学
丸山悟理事長

 愛知県・知多半島を中心に4キャンパスを展開する日本福祉大学(丸山悟理事長、児玉善郎学長、社会福祉学部、経済学部、福祉経営学部(通信教育)、教育・心理学部、国際福祉開発学部、健康科学部、看護学部、スポーツ科学部)は、2021年度より、「第3期学園・大学中期計画」をスタートさせている。その中で重視されているのが、教育・研究・事業における三位一体的な推進。また、立地する知多半島での存在感を高めていく。この取り組みについて丸山理事長に聞いた。