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令和2年6月 第2807号(06月10日)

日本私立大学協会

新体制で新時代の私学振興へ
新会長に佐藤東洋士氏
私大協役員改選 書面表決で

 日本私立大学協会は、このたび同協会役員の任期満了に伴う改選を行い、新たな会長に佐藤東洋士桜美林大学理事長・総長を選出した。佐藤会長は平成24年4月より同協会副会長を8年にわたり務め、平成29年には世界大学総長協会(IAUP)の議長を務めた経歴を持つ。また、同協会各支部・協議会より推薦された副会長、理事、監事や、会長推薦の副会長についても選出し、令和2年6月1日から令和6年3月末日までの4年間を任期とする新体制が発足した。

文部科学省             

制度の画一化避けるべき
大学入試のあり方検討会議 有識者・団体からヒアリング

 文部科学省は6月5日に、第8回「大学入試のあり方に関する検討会議」(三島良直座長)を、オンライン会議で開催し、外部有識者・団体からのヒアリングを行った。

中央教育審議会             

小・中教員免許併有を促進
教員養成部会 修得単位数など軽減

 中央教育審議会初等中等教育分科会教員養成部会(加治佐哲也部会長)は、6月5日、オンライン会議で、第113回会合を開いた。今回は義務教育9年間を見通した教員の養成、採用、研修、免許制度、人事配置の在り方について審議した。

中央教育審議会             

個別最適化された学習へ
新しい初等中等教育の在り方特別部会 学びの保証を

 中央教育審議会初等中等教育分科の「新しい初等中等教育の在り方特別部会」(荒瀬克己部会長)は、5月28日、オンライン会議で、第8回会合を開いた。今回は新型コロナウイルス感染症対策に係る対応等についての報告および協議と、関係部会等からの検討状況を報告した。

アルカディア学報             

パンデミックが炙り出す
日本の高等教育政策と大学の姿

 研究員 羽田貴史(広島大学・東北大学 名誉教授)

海外大学のコロナ対策

新型コロナウイルスによる
台湾の大学への影響

 台北駐日経済文化代表処教育部長  黄冠超

 100年に一度とも見ない新型コロナウイルスが地球規模で蔓延し、多くの国に重大な影響を及ぼしている。台湾では比較的初期より感染対策に取り組み、その封じ込めに一定の成果を上げている。しかしながら、大学教育の現場では次のような影響が生じている。

寄稿

コロナ禍における入学者選抜と新しい信頼関係の構築〈上

 教育ジャーナリスト  後藤健夫

日本私立大学協会

SNSで質問に答える
全国に広がるWEBオープンキャンパス

 新型コロナウイルス感染症の拡大により、各大学ではオープンキャンパスの開催が相次いで中止になっている。その中で、オンラインでオープンキャンパスを実施する動きが全国に広がっている。すでに開催を終えた3つの大学についてWEBオープンキャンパスの概要を紹介する。

寄稿

With コロナ時代の学生募集と高大接続
オンラインでの入試広報 その現状と今後に向けたポイント〈下

 高大共創コーディネーター
 NPO法人NEWVERY理事 倉部史記

経済産業省

大学発ベンチャー数、過去最高の伸び
チームビルディングが成長の鍵

 経済産業省では、最新の「大学発ベンチャー実態等調査」を公表した。2019年9月時点での大学発ベンチャー数は2566社。また、大学発ベンチャーの成長の鍵となるチームビルディングに焦点を当てた「大学発ベンチャー チームビルディング事例集」を取りまとめた。

寄稿

カリキュラムの構成要素を理解する〈下

 愛媛大学 中井俊樹

特集

大学での数理・データサイエンス・
AI教育の実施・展開について
文部科学省高等教育局専門教育課課長  黄地吉隆氏に聞く

 2020年4月に「数理・データサイエンス・AI(リテラシーレベル)モデルカリキュラムについて」が数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムから、2020年3月に「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)の創設について」が数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度検討会議から発表された。その背景と内容について、文部科学省高等教育局専門教育課 黄地吉隆課長に聞いた。(取材日:2020年4月28日 聞き手:株式会社シンクアップ 山下研一)

連載

 コロナ下での意志決定
 トップはいかに決断したか ①
 オンライン授業導入を決定 松本大学 住吉学長に聞く