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令和2年5月 第2806号(05月27日)
文部科学省
「入試はゴールではない」
大学入試のあり方検討会議 現役高校生が意見発表
文部科学省は、5月14日に、第7回「大学入試のあり方に関する検討会議」(三島良直座長)をオンライン会議で開催し、外部有識者・団体からのヒアリングを行った。初めての試みとして、現役の高校3年生から意見聴取を行い、実際に大学入試の受験を控えた立場からの生の声が届けられた。
コロナ対策
困窮学生への支援措置動向
私大団連ほか大学団体
学生支援で緊急要望
日本私立大学団体連合会(長谷山彰会長、構成団体=日本私立大学協会、日本私立大学連盟)、国立大学協会、公立大学協会の大学団体は、新型コロナウイルス感染症拡大により困窮する学生が増えていることを鑑み、5月18日に萩生田光一文部科学大臣に学生への経済的支援を要請した。
政府
困窮学生に追加支援
「学生支援緊急給付金」創設
政府は19日、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で経済的に困窮する学生に対して、アルバイト収入が激減した場合は10万円、住民税非課税世帯には20万円を給付する、追加の支援策を閣議決定した。本年度第1次補正予算の予備費から530億円程度を拠出する。
政府
デジタル化で「新たな日常」構築
第7回経済財政諮問会議を開催
政府は5月15日、首相官邸において、第7回経済財政諮問会議を開催した。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により急速に落ち込んでいる世界経済に対する金融政策、物価等に関する集中審議と、「新たな日常」の構築に向けて、デジタル化・リモート化を活用した学びの継続、教育・科学技術の変革について議論した。
アルカディアの風
全国大学生活協同組合連合会
コロナ禍の学生の実態
大学生・院生向けアンケート結果
全国大学生活協同組合連合会は、「緊急大学生・院生向けアンケート」の結果を公表した。同アンケートは、新型コロナウイルスへの対応で日本中が混乱するなか、今後の大学生活のありようや大学生協が取り組むべきテーマを具体化するために行ったもの。調査対象は全国の大学・大学院の学生、調査期間は4月20日~30日。大学生=3万5千人、院生=1702人の回答を得た。
文部科学省
学校のICTを活用
全国学力・状況調査のCBT化を検討
文部科学省は、5月21日、オンライン会議で、全国的な学力調査のCBT化検討ワーキンググループ(大津起夫主査/独立行政法人大学入試センター教授、試験・研究統括官)を開催した。
アルカディア学報
研究員 丸山文裕(広島大学 名誉教授)
科学技術・学術政策研究所
「研究開発の推進関心あり」は増加
感染症に関する意識調査
新たに新型コロナウイルスを含む感染症について、「研究開発の推進」、「一般の人へのわかりやすい情報提供」に関心のある人が増加し、また前回の調査と比して、これらを選択した人の割合も増加していることが、文部科学省科学技術・学術政策研究所(磯谷桂介所長)の調べでわかった。新型コロナウイルスを含む感染症の予測と対策について、科学技術に関連した政策に対する国民の関心が高まっているようだ。
連載
朝日大学
コロナ対策
パソコンの相談、学生が受けます!
学生が遠隔授業等を支援
新型コロナウイルスによる大学閉鎖が続く中、ゴールデンウイーク明けに大学におけるオンライン授業が本格化している。5月12日時点での文部科学省の調べによると、「遠隔授業を実施する」「検討中」を合わせて96・6%が実施しているという。こうした中で、学生によるパソコン等のサポートやヘルプデスクを設ける大学も登場している。
寄稿
With コロナ時代の学生募集と高大接続
中長期的な目標設定と、高校の進路指導への貢献がより大切に〈上〉
高大共創コーディネーター
NPO法人NEWVERY理事 倉部史記
コロナ対策
コロナ下での新しい社会貢献
専門活かしウェブで情報発信
新型コロナウイルスの影響下で、教育研究をはじめ大学経営に様々な制約が生まれる中、大学の専門領域を活かしたオンライン情報提供型の社会貢献が始まっている。例えば、健康維持のために自宅に居ながらできる体操などの動画配信などである。また、子供向けにワークショップを行ったり、教育支援を行う動きも出ている。対面が当たり前の地域連携活動ができない今、大学には何が出来るだろうか。
寄稿
カリキュラムの構成要素を理解する〈上〉
愛媛大学 中井俊樹
連載
大学図書館のイノベーション
変わりゆく読書と学習の環境
大学図書館のイノベーションに向けて
神戸学院大学教授 立田慶裕