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研究成果等の刊行

No.44(2011.11)

「私学における学士課程教育の組織的展開と就業力の向上」

講演者:石川 憲一、小杉 礼子、葛城 浩一、濱名 篤

はじめに

私学高等教育研究所主幹 瀧澤 博三

 私学高等教育研究所は平成12年4月に日本私立大学協会附置の研究所として創設され、2010年に10周年の節目を迎えました。その間、研究員の方々による幾つかのプロジェクトチームを設け、私学をめぐる諸課題についての研究を続けるとともに、それらの研究成果等を基にして年に数回の公開研究会を開催してきました。2010年11月8日に行われた通算46回目の公開研究会は、10周年の記念の意味も込めて、初めて東京を離れ、私学のエネルギーに満ちた関西地区で開催することとし、テーマとしては、今日の私学にとって最も重要な課題とされている学士課程教育改革の問題を取り上げました。
 中教審答申「学士課程教育の構築に向けて」で提起された“学士力”や、厳しい雇用情勢から注目されている“就業力”を身に付けさせるために、如何にして私学がその個性や特色を活かしつつ組織的な教育プログラムを提供していくかが今日重要な課題になっています。本研究所では、かねて学士課程教育の改革をテーマとする研究プロジェクトを設け、国公私立大学を対象とする「学士課程教育の改革状況と現状認識に関する調査」を2回(2009年9-10月及び2010年9月)に亘って実施してきました。
 今回の公開研究会では、学士課程教育の組織的展開で注目されている金沢工業大学学長の石川先生に金沢工業大学の取組みと実践について、また中教審キャリア教育・職業教育特別部会の委員として貢献しておられた労働政策研究・研修機構の小杉先生に大卒就職の変化と就業力の課題について、更に前記調査の実施・分析に関わってこられた香川大学の葛城先生には前記調査の結果について、それぞれご講演をいただきました。最後に上記研究プロジェクトのリーダーである関西国際大学の濱名学長をコーディネーターとして、講師の先生方を交え質疑・討論を行い、問題の一層の理解を深めることができました。この冊子は、この研究会の記録を取りまとめたものであり、学士課程教育の課題の理解に役立てて頂けるものと思います。多くの関係者にご活用頂ければ幸いです。

  1. 石川 憲一 氏 (金沢工業大学学長)
    【講演】「学士課程教育の改革について-金沢工業大学の取組みと実践」(PDF形式)
  2. 小杉 礼子 氏 ((独)労働政策研究・研修機構統括研究員)
    【講演】「大卒就職の変化と就業力の課題」(PDF形式)
  3. 葛城 浩一 氏 (香川大学大学教育研究開発センター准教授)
    【講演】「学士課程教育の改革状況と現状認識」(PDF形式)
  4. [コーディネーター] 濱名 篤 氏 (関西国際大学理事長・学長)
    【質疑・討論】「質疑・討論」(PDF形式)
  5. 大森 不二雄 氏 (首都大学東京大学教育センター教授)
    【コメント】「私学の学士課程教育と就業力-第46回公開研究会に参加して」(HTML形式)

*** 「関連資料」部分等は割愛しました。 ***