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研究成果等の刊行

No.22(2006.03)

「世界の『私学化』の動向と高等教育政策(アジア偏)」

講演者:馬越 徹、王 智新、瀧澤 博三

はじめに

私学高等教育研究所主幹 瀧澤 博三

 いま、高等教育は世界的に激しい変動の時代にあります。その変化の様相はもちろん国により多様ですが、その中にもかなり共通的で顕著な一つの方向性があります。ひとことで言えば「公から私へ」と言う変化であり、最近では、よく「私学化」と言う言葉がその意味に使われています。この言葉の吟味はなお必要だと思いますが、ここでは一応「私学化」としておきます。この変化は意図的、政策的に進められている側面もありますが、むしろ政策を超えた時代的な潮流が強く作用しているようにも感じられます。それだけに各国の「私学化」の動向とそれに対応する各国の政策を吟味することは、わが国高等教育の変化の問題点を探り、今後の政策選択の誤りなきを期するために欠かせないことだと思います。
 そこで本研究所では、公開研究会のテーマとして、諸外国における「私学化」の動向と政策的対応の状況を取り上げることとし、その「アジア編」として6月6日に第23回の公開研究会を開きました。研究会では、まず私から問題提起として、「私学化」と言う言葉の意味、「私学化」を生む要因などについてお話をさせて頂いた後、最初に韓国の動向について桜美林大学大学院教授の馬越徹先生から、続いて中国の動向について宮崎公立大学教授の王智新先生からお話を頂き、更にアジア全体の動向についての総括的なコメントを馬越先生にお願いしました。
 この冊子はこれらの講演の内容を収録したものですが、最後にこの研究会の模様を本研究所研究員の田中敬文先生(東京学芸大学教育学部助教授)に教育学術新聞アルカディア学報欄にご執筆頂いたものを掲載しました。
 この記録が各国の高等教育の現状にご関心をお持ちの多くの方々にご参考としてご利用頂ければ幸いです。

  1. 瀧澤 博三
    【ご挨拶及び問題提起】(PDF形式)
  2. 馬越 徹
    【講演】「韓国の私学化の動向」(PDF形式)
  3. 王 智新
    【講演】「中国の私学化の動向」(PDF形式)
  4. 馬越 徹
    【総括的コメント】(PDF形式)
  5. 田中 敬文
    【まとめ】韓国と中国の「私学化」―第23回公開研究会の議論から(HTML形式)

*** 「関連資料」部分等は割愛しました。 ***