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研究成果等の刊行

No.15(2003.07)

「国際的見地からみた高等教育動向」 ―WTO問題とアメリカ高等教育のパラダイム転換

講演者:Philip.G.Altbach
森 利枝(訳)
飯吉 透

はじめに

私学高等教育研究所主幹 喜多村 和之

 現在、インターネットの普及や科学技術の革新的進歩等の流れを受け、高等教育市場の国際化やグローバル化が世界的規模で進められつつあります。マサチューセッツ工科大学では同大学と大学院の2000以上の講義の教材をインターネット上で無料公開し、世界中で自由に利用できるようにしています。
 また、GATS(サービスの貿易に関する一般協定)の高等教育分野が含まれているWTO(世界貿易機構)条約において、さまざまな教育関連製品やサービスの障壁となる規制等の廃止・緩和の動きがあり、各国は2002年6月末までに相手国に対する自由化要求項目(「リクエスト」)をWTOと関連各国に提出し、加盟国は2003年3月31日までに自国の自由化の提案(「オファー」)を示すことが決定されております。これに対する日本政府の回答次第では、今後の私学高等教育に大きな影響を及すことになるでしょう。
 第16回の公開研究会では、ボストン・カレッジのアルトバック博士とカーネギー財団の飯吉博士を招聘し、教育の占有化と自由化について、国際的見地から、また、アメリカのオンライン教育の動向を踏まえながらお話をしていただきました。本シリーズはお二人のご講演内容と討議をまとめたものです。これからの日本の高等教育の国際化の一局面について、広く関係者の方々の参考となるものと信じております。

  1. Philip.G.Altbach  森 利枝(訳)
    【講演】国際的見地からみた私学高等教育―WTO問題を中心に(PDF形式)
  2. 飯吉 透
    【問題提起要旨】IT基盤整備の課題―教育の質的改善実現に向けて(上)(HTML形式)
               IT基盤整備の課題―教育の質的改善実現に向けて(下)(HTML形式)
    【講演】アメリカの高等教育におけるパラダイム転換
    -スカラーシップ・オブ・ティーチングと知的フィランソロフィー-
    (PDF形式)
  3. まとめ
      A 大森 不二雄
    高等教育とWTO貿易交渉―第16回公開研究会の講演から(HTML形式)
      B 吉田 文
    教授法理論化への挑戦―第16回公開研究会の議論から(HTML形式)

*** 「関連資料」部分等は割愛しました。 ***