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日本女子体育大学
  全国中学校・高等学校ダンスコンクール

 同大が主催する「全国中学校・高等学校ダンスコンクール」は、舞踊教育の普及と質の向上を図ることを目的にスタートし、今年秋には62回目を迎える。毎年全国から集まる多数の中高生が、日頃の練習成果をおよそ3分間に凝縮させ競い合うという、日本で唯一のダンスコンクール。
 平和への希求、学校生活の日常、歴史的素材、また環境問題などをテーマに表現するなか、昨今では男子生徒の出演の増加や、HIP HOP系の作品も多くなり、ダンスにも中高生の「今」が反映されている。

工学院大学
  全国高等学校理科・科学クラブ研究論文

 同大が主催する「全国高等学校理科・科学クラブ研究論文」は、同大が100年を超える技術者教育の経験を活かし、広く社会に寄与する活動の一環として行っているイベント。
 今年で16回目を迎える同イベントでは全国高等学校の理科・科学クラブを対象に、その研究活動を奨励・支援し、自然科学分野の優れた才能を掘り起こし、日本の科学技術の進歩に貢献することを目的としている。
 自然科学分野の各領域における研究を通じて、毎年、全国の高等学校の理科・科学クラブから応募がある。理科・科学クラブの日頃の活動成果をまとめたものや、数学、物理、化学、生物、地学、工業(機械、電気、建築他)、情報、環境等、また、ものづくりに取り組んだ成果をまとめた論文の応募も歓迎。入賞論文のうち、今井功賞(最優秀賞)一編、優秀賞三編については、来る10月下旬に同大新宿キャンパスにて、表彰式および研究論文発表会を行う。

摂南大学(学校法人常翔学園)
  「ボランティアポスト」が登場!

 同大に3月26日、「ボランティアポスト」が登場した。これは「着られなくなった服や使わない文房具などを気軽に投函できるボランティアポストを全国に設置したい!」というある中学生(当時)の夢を叶えたもの。
 摂南大学を設置する学校法人常翔学園では昨年度、学園創立90周年記念事業の一環で「夢を応援するプロジェクト」を実施、全国の小・中・高校生から「わたしの夢は○○○をつくりたい」というテーマで作文を募集した。応募総数約6,000点の中から夢実現の対象に選ばれたものの一つが同ポスト。地球をイメージしたポストに寄せられる支援物資は、「ボランティアポストを通じて、多くの子どもが幸せになれるように」という提案者の気持ちとともにネパールの子どもに届けられる。

帝恷R大学
  ネットワーク障害対応コンテスト

 同大は、去る3月17日、「第2回ネットワークコンテスト Network Skills Competition」を開催した。同大を含む五大学が、チーム対抗でサーバやコンピュータ、ネットワークなどのトラブルシューティングを制限時間内で競った。同コンテストは同大の学生が中心となり企画したもの。コンテストでは、実際のネットワークトラブルを想定し、学内コンピュータ利用者からの問い合わせに電話応対。トラブルを復旧した上で、記録をまとめるまでの課題に取り組んだ。同大では、授業科目として「ネットワーク特別演習」を開講。CCNA試験の合格を目指す。

徳島文理大学
  英語スピーチ、プレゼンなどのコンテスト

 学習意欲の向上と教育指導方法の改革開発を目的に、学生を対象とした英語スピーチ、プレゼンテーション、ポスターセッションのコンテストを開催している。授業や大学生活で習得したコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力のほか、知識や技能を総合的に活用した学生の主張・研究成果・作品を発表する機会をできるだけ多く設けることで、学生が明確な目標に向かい自主的に学ぶ姿勢を喚起する。
 コンテストに出場した学生は達成感や自信を得ることで、その後の学生生活や就職活動などを積極的に送っている。また、徳島と香川キャンパスの学生が交流することで、大学の活性化にもつながっている。

山梨学院大学
  古事記にちなんだ「酒折連歌賞」

 同大は、酒折宮が近く、我が国の連歌の発祥の地とされていることから、地域文化の創造と全国への文化発信の拠点となることを目指して、平成10年に「酒折連歌賞」を創設した。
 本年で11回目を迎える同賞は、「古事記」に登場する倭建命と御火焼の老人との問答にちなんで創設した文学賞で、五・七・七の音数で問答式になっており、文学形態上からも珍しく特色あるものといえる。
 第1回から回を重ねるごとに応募総句数が増えて、老若男女、全国、海外からの応募が数万件にも達している。

  

共愛学園前橋国際大学
  高校生ホームページコンテスト

 同大では、平成14年度から高校生を対象に、ホームページコンテストを開催している。
 ホームページ作りを通じて情報化社会に対応できる技術や知識を育むことを目的としている。
 第七回大会では、全国の個人、学校から総勢175名、115作品が寄せられた。去る2月7日の決勝大会に残ったのは10作品。参加者は3分以上5分以内という制限のもと、審査員を前に、地元の観光名所や商店街の紹介など、ホームページの特徴や意図をアピールした。

    

京都外国語大学
  各言語で演じる「語劇祭」

 同大は英米語、スペイン語、フランス語等の八つの言語を専攻する学科を有し、日頃の学びの成果を発表する場が設けられている。そのひとつであり50回の歴史を数える「語劇祭」は、学生が各言語で芝居を演じるという外国語大学ならではの伝統的な行事。キャストを含め裏方のスタッフまですべてを学生が務め、古典劇から現代ドラマ、コメディまでの多彩な演目を、各団体が一丸となって作り上げる。
 また、外国人留学生による日本語劇も行われ、日々の学習の中で磨いた流暢な日本語を披露する。このように、外国語で表現する機会を様々に設け、語学学習の大きな刺激や、更なる励みとなっている。

    
九州保健福祉大学(学校法人高梁学園)
  学術研究コンファレンス

 学校法人高梁学園では、九州保健福祉大学(宮崎県)と吉備国際大学(岡山県)との共同開催で、毎年一回設置校の全教員を対象とした研究発表の機会を設けており、延岡市および高梁市の後援もあることから一般公開を行っている。
 発表は「教育部門」「研究部門」に分けて二日間にわたって行われ、教育部門では「学部学科における特異的取り組み」や「教員各自の特徴的教育方法」を紹介、研究部門では「高度な専門研究をわかりやすく発表する」というコンセプトで実施している。
 また、発表等の状況はTV回線を用いてリアルタイムに相互に配信されるシステムを構築し、遠隔での聴取および意見交換が可能となっている。
 同コンファレンスが研究ステイタスとなっているもう一つの特徴は、学外者六名による厳格な審査を行うことである。審査の基準は「分かりやすくインパクトのある発表」を第一義的視点としている。
 こうした学術コンファレンスによって若い研究者の育成を行うとともに、「学生一人ひとりのもつ能力を最大限に引き出し引き伸ばし、社会に有為な人材を養成する」という建学の理念の実現に向けて、学園全体の教育・研究意識向上にも大きな役割を果たしている。



大阪芸術大学
  世紀のダヴィンチを探せ! 高校生アートコンペティション

 同大では、「世紀のダヴィンチを探せ!」のスローガンの下、応募対象領域、言語表現を含む様々な芸術ジャンルで公募をしている。本年度で第3回目を迎える「世紀のダヴィンチを探せ! 高校生アートコンペティション2009」。満15歳から19歳の高校生を対象に、美術・彫刻・工芸・ファッションデザイン・建築・写真・デザイン・イラストレーション・キャラクター・漫画・映像・文芸・音楽・舞台といった14分野で作品を募集する。


     

岡山理科大学
  ストップ地球温暖化! 「七夕エコナイト」

 同大では、平成二十年七月七日の夜、キャンパスの明かりを消してロウソクを灯し、地球温暖化について考える「七夕エコナイト」が実施された。
 学生たちがエコな願いを込めた短冊が飾り付けられたスカイテラスでは、世界の温暖化問題を巡る現状が紹介され、午後八時の消灯に合わせ、学食の使用済み油で作られた250個のロウソクに明かりが灯されると、会場は幻想的な雰囲気に包まれた。

大阪工業大学
  電気推進ロケットエンジン搭載の小型人工衛星「プロイテレス」

 同大では、学生のものづくりの一環として全学科を横断した人工衛星プロジェクトを平成十九年に立ち上げ、「電気推進ロケットエンジン」を搭載した小型人工衛星「プロイテレス」の打ち上げを計画している。そして、このたびロケット搭載契約を締結し、プロトタイプによる実験評価もほぼ終了。平成二十二年春の打ち上げが決定した。
 同大の小型人工衛星の特長は「電気の作用でガス燃料そのものを噴射するエンジン」の搭載。ガス噴出速度も速いため、燃費も良く、自由に軌道を変更しながら宇宙空間を長時間飛翔することが可能。この「電気推進ロケットエンジン」の搭載は「日本の大学初」の試みでもある。
 また、このプロジェクトに携わった学生の活動は経済産業省主催の「社会人基礎力育成グランプリ2009」で、大賞を受賞している。

日本工業大学
  マイクロロボットコンテスト&建築設計競技&3D―CADプロダクトデザインコンテスト

 @マイクロロボットコンテスト
 日本工業大学は、2007年より、「マイクロロボットコンテスト高校生大会」を
開催している。
 同コンテストは、1インチ(2.54センチ)角のロボットを走行させ、競技コースの周回時間を競うもの。コースは5ミリ幅の白いラインで作られており、そのラインをロボットにトレースさせて自立走行させる。わずか1インチ角のロボット内にCPUやバッテリーを搭載し、数十センチの大きさのロボットに匹敵する機能を持つように設計が要求される。

 A建築設計競技
 建築を学ぶ高校生を対象に実施される「建築設計競技」。
当初は学内の教員のみで審査を行ってきたが、第13回(1999年)以降は学外審査員として第一線で活躍する建築家を迎えて共同で審査を行っており、その点がコンペの特色の一つとなっている。また、高等学校によっては設計製図の授業に同大のコンペを課題として用いている事例もある。
 コンペの入賞作品と大学の卒業設計、大学院の修士設計の優秀作品を合わせ、「日本工業大学建築学科イヤーブック」として編集、高等学校によっては設計製図の教材(教科書)として扱うところもある。

 B3D―CADプロダクトデザインコンテスト
 同大では新たに、高校生を対象とした「3D―CADプロダクトデザインコンテスト」を
開催する。
 参加者は、3D―CADを駆使し、斬新かつ独創的なアイデアをコンピュータ上に実現し、作品として提出する。優秀作品は、新たな加工法(積層造形法)を使って、どんなに複雑な形状でも三次元形状のオブジェとして作成し、参加者にプレゼントする。「もの作り」の楽しさを学びながら、最先端技術も学ぶことができる。

神奈川大学
  全国高校生俳句大賞&全国高校生理科・科学論文大賞

 @全国高校生俳句大賞
 神奈川大学の「全国高校生俳句大賞」は、日本の伝統的な短詩型文学「俳句」を通して、独自の感性で表現する機会を提供し、高校生文化の発信に寄与することを目指している。
 本選の選考は宇多喜代子氏、大串 章氏、金子兜太氏、黛 まどか氏といった俳句界を代表する俳人と俳句研究者である同大名誉教授復本一郎氏の5名が担当。また、一般からも参加できるシンポジウム・授賞式を開催し、入賞作品は『17音の青春』として出版され、広く一般にも親しまれている。

 A全国高校生理科・科学論文大賞
 「全国高校生理科・科学論文大賞」は、高等学校の理科教育を支援する試みとして、全国の高校生を対象に、理科・科学に関する研究や実験、観察、調査の成果についての論文を募集し、各賞(大賞・優秀賞・努力賞・指導教諭賞・団体奨励賞)を選ぶ。授賞式では、受賞者の表彰のほか、受賞者による「論文発表」の場を設けることで、高校生の更なる研究活動を促している。最終審査は長倉三郎氏や中村桂子氏など世界的に活躍する研究者七名が行う。毎年5月には、受賞作品集『未来の科学者との対話』を出版している。

杏林大学
  論文・翻訳コンテスト&あんずが結ぶ地域交流

 @論文・翻訳コンテスト
 杏林大学外国語学部では、高校生対象論文・翻訳コンテストを毎年開催している。
 課題の中からテーマを選び論文に仕上げる論文部門と、英語、中国語の課題文を日本語に翻訳する翻訳部門があり、毎年全国から多くの高校生が応募し、作品を寄せている。これらの作品を外国語学部のスタッフが審査して、優秀賞、奨励賞をそれぞれ選び表彰。表彰式は、同大八王子キャンパスで開催する杏園祭(学園祭)で行われる。

 Aあんずが結ぶ地域交流
 中国の故事で良医を表す「杏林」が同大の名前の由来だが、その名のとおり同大の八王子と三鷹の二つのキャンパスには、たくさんのあんずの木が植えられている。毎年5月下旬から6月にかけて、校内のあんずの木がたわわに実をつける。昨年からこれらのあんずを収穫して、八王子キャンパス近隣の地域住民と学生があんずジャム作りをして交流を深めている。

江戸川大学
  簿記コンクール&全国高校放送コンクール

 @簿記コンクール
 江戸川大学社会学部経営社会学科では、高校生を対象に「簿記コンクール」を実施している。
 団体戦は、三名でチームを作り、各自簿記問題を60分で解答し、うち上位2名の合計点(平均点)により、順位を確定するというもの。個人戦は、日商三級程度の問題を解答する。
 数値に宿る「体温」を感じ取れるよう、楽しさを育んでいくのもねらいの一つ。

 A全国高校放送コンクール
 同大では、「高校生の社会に対する関心を高め、豊かな人間性を育むとともに、校内放送活動の育成をはかること」を目的に全国高校放送コンクールを実施している。将来放送界をめざす高校生にとって登竜門となるようなコンクールを目指している。テレビ・ラジオ・アナウンス・朗読といった幅広いジャンルに、全国から高校生の作品が寄せられる。審査結果及び表彰式の様子、受賞者の声等を収めた小冊子はすべての参加高校に配付し、入賞作品は同大インターネット放送「EDO―TV」で視聴可能。

広島工業大学
  電子情報テクノコンテスト

 広島工業大学では、若者の理科離れ対策の一つとして、高校生を対象に「電子情報テクノコンテスト」を毎年六月に実施している。電子情報技術をさまざまな角度から体験できるよう、5〜6コースを設定しており、コースを選ぶことができる。開催コースは、「ラジオで宝探しをする」「オリジナルICを作ろう」「生物を進化させてみよう」等、高校生にわかりやすく、ものづくりへの興味を高める内容となっている。

長岡大学
  学生による地域活性化提案プログラム成果発表会

 長岡大学では、新潟県長岡市の総合計画の諸政策分野(環境、福祉、市民生活、産業等)で挙げられている実課題に対して、三・四年次ゼミナールの学生グループが、長岡市の担当者や関連団体など地域連携アドバイザーとの緊密な連携と専門教員の指導の下に、課題解決に向けて取組んでいる。
 学生が専門知識とスキルを応用して実地に調査研究を行い、地域の活性化に向けた提案をとりまとめて発表する、「学生による地域活性化提案プログラム―政策対応型専門人材の育成―」の取組みでは、平成21年2月26日に第2回目の成果発表会を開催した。10グループの学生の発表を中心とした活発な意見交換が行われた。これにより、学生の社会人基礎力、企画・提案力の開発と地域活性化への貢献を同時に実現することを目指している。

盛岡大学
  授業コンテスト

 「授業コンテスト」は盛岡大学が掲げる教員養成プロジェクト「教育コミュニティによる実践力の養成と評価―異学年クラスと教育拠点校との連携―」のプログラムの一つとして、学生が主体となって模擬授業を行い、いかに魅力的で学びがいのある授業を実践できるか、その内容を競うもの。「児童教育講座」を受講している一年生から四年生までが構成するクラス内の小グループが、一年間にわたって、学び研究した成果を発表する舞台が同コンテスト。出場した学生は同コンテストを通して、授業をいかに分かりやすくするか、自ら試行錯誤して成長していく。

平安女学院大学
  受講マナーアップキャンペーン

 平安女学院大学は、「躾」「心得」「愛」の三つのスローガンのもと、「凛とした女性」の育成に取組んでいる。
 同大の「受講マナーアップキャンペーン」の一環として、全学生の投票によって行った「受講マナーアップキャンペーン標語募集」では、女子学生らしいアイデアに富んだユニークな標語が多数提案された。
 また、標語に込められた各自の思いを共有しあうため、応募作品のすべてを公開し、投票による選考を行った。作品は各ゼミのグループ単位で討議しながら作成。学生投票と学長選考により、優秀作品として「学長賞」が選ばれ、表彰される。学長賞に選ばれた「優秀作品」は次の通り。
 ▽そこの君 ケータイ握らず ペン握れ
 ▽机で寝るな 床で寝ろ
 ▽口閉じて お膝も閉じたら 目を開ける
 ▽マナーモードはマナーじゃない
 ▽遅刻組 デートに仕事 落ちこぼれ
 ▽女子大だもの 皆でスッピン 怖くない
 ▽キレない 逃げない あきらめない

神戸松蔭女子学院大学
  英語による歌唱コンテスト

 神戸松蔭女子学院大学は、“Sing A New Song!”と題した高校生対象の「英語による歌唱コンテスト」を開催している。
 明治25年、英国聖公会のミッションにより設立された松蔭女学校を母体とする同大は、国際都市神戸で長年にわたりキリスト教の愛の精神に基づく教育を行ってきた。特にミッションスクールの特長でもある英語教育には優れた実績と伝統を誇り、「英語の松蔭」というスクールイメージを培ってきた。
 旧約聖書の「新しい歌を主に向かって歌え」にちなんで、若い人たちと共に、いつも新しい心で未来に一歩を踏み出していきたいという願いが、同コンテストの開催につながった。神戸ルミナリエの会場演出音楽の録音にも使用される、音響効果抜群の同大チャペルで実施。キャンパスには美しい歌声が響く。

奈良大学
  歴史フォーラム

 歴史や地理を大学受験のための暗記科目だと感じていないだろうか?
 もちろん基礎的な事項を正しく記憶することは大切。しかし、自分で調べ、考え、真実を発見して、その意味を明らかにすること。そうした本当の歴史・文化財・地理を研究する楽しさを高校生に実感してもらいたい。そのような思いから同フォーラムは開催された。
 平成21年、奈良大学は創立40周年を迎え、「奈良大学創立40周年記念 全国高校生歴史フォーラム2009」と題し、昨年度までの歴史フォーラムを更に充実させ開催する。同フォーラムでは、全国の高校生が調査・研究した歴史や地理の研究レポートの応募の中、優れたレポートをまとめた高校生を同大へ招待する。今年も全国の高校生の挑戦を待っている。

日本福祉大学
  エッセイコンテスト

 日本福祉大学では、平成15年、創立50周年を記念して、「高校生福祉文化賞エッセイコンテスト」を実施。「福祉」という言葉の本来の意味は「人の幸せ」である。一人ひとりの身近な体験を通して、人の幸せを考え、エッセイにする。キャッチフレーズは「36℃の言葉」。毎年、全国、また海外の高校生からも応募があり、第6回は、9011点の応募となった。高校生の想い、体験など、読む者を元気づけてくれる感動作が寄せられている。この中から16の優秀作品が選ばれ、入賞作品集として毎年発刊、全国の高校に配布をしている。

桐蔭横浜大学
  おもしろ理科教室

 桐蔭横浜大学では、夏休みに恒例の「おもしろ理科教室」を開催している。地域の小中学生とその親を対象に、同大の教職員・学生の有志らが企画して始まり、開催数も10回を超える。2000名を超える参加者が集い、ものづくりや化学の実験等の様々なテーマが割り振られ、親子で理科に親しむ。
 小中学生の理科離れが問題視される中、同大の取組のねらいは、両親の囲い込みにある。まず、親が理科を楽しむことができれば、それを子どもに伝えることができるはず。特に、母親が興味を持つようなテーマ選びに気を配る。親子が一緒になって理科を楽しめる、それを継続できることを願っている。

広島国際大学
  SSPプログラム

 広島国際大学では、建学の精神「理論に裏付けられた実践的技術をもち、現場で活躍できる専門職業人の育成」と、教育の理念「地域社会と国際交流社会に貢献し、人類への奉仕に寄与する」を念頭に、大学生活や課外活動を通じて得られる知識・技能などを生かし、自主的な探究心と積極的な行動力、チャレンジ精神の涵養を促進している。その一環として、学生が地域社会の人々とパートナーシップを結び、社会的価値のある活動に取り組む企画・作品等を大学が募集、優秀なものに対して助成金を交付するSSPプログラム(Student-Society-Partnership)を平成16年から毎年実施している。
 平成20年度は、15件の応募があり、特色のある八件が認定企画として選定された。
 同大では、学生が社会人基礎力を身につけて巣立ってくれることを期待している。

尚絅学院大学
  尚絅メディアフェスタ

 尚絅学院大学表現文化学科は、地域で活躍できる総合的なプロデュース能力を身につけた人材育成を目指す。そのような能力を養成する機会として、地域を舞台とした総合文化イベント「尚絅メディアフェスタ」を開催。ある地域を舞台として、イベントの企画・折衝・調査から、作品制作、広報、本番の演出・運営、事後評価、地域への提言までを、三年次学生が中心となって、地域の人々と共に行っていく。



 平成20年10月には、その前哨戦として、学内で尚絅メディアフェスタ・プレイベントが行われた。スタッフジャンパーのデザインを含め、声優トークショー、地域特産物の調査・研究等が、学生自身の手によって企画・運営された。また、平成21年2月には、第1回尚絅メディアフェスタの舞台となる宮城県白石市で、事前調査や地域の人々との話し合いが行われた。

太成学院大学
  地域活性化講座を開講

 太成学院大学では南河内地域の経済活性化に向け、平成21年度から『産業・観光特論』を開講、地元企業とインターンシップなどでも提携し、双方メリットのあるプロジェクトを段階的に進めている。参加企業の社長に授業をしてもらうとともに、学生が地域に存在する企業や事業所を訪問し理解を深める。学生がトップから直接学べ、キャリア開発に生かせる意義ある講座だ。今回の産学連携は、『地域力連携拠点』事業。大阪府商工会連合会が採択を受け、同大もパートナーとなって、将来的に企業イベントや、新製品開発への企画参加などを視野に入れた活動である。

明海大学
  自転車盗難ゼロ計画

 明海大学の学生と千葉県浦安市内の高校四校の生徒とで、同市を犯罪の無い明るい街にするための学生防犯ボランティアを結成。特に犯罪件数として多い自転車盗難だが、その防止を中心とした活動を行っている。
 市民に呼びかける活動として、防犯紙芝居や、様々なパフォーマンスを実施し、防犯チラシの配布で地道に街頭啓発活動を行っている。

岡山商科大学
  プロ直伝のバスケ教室

 岡山商科大学は、毎年中学・高校生を対象としたバスケットボール教室を開催している。プロ、現役選手らが、迫力あるプレーを随所に披露しながら、直接指導をする。また、練習後にはサイン会なども行われ、こうした交流を通じて、バスケットボールのさらなる普及に貢献している。

岡山理科大学
  わくわく科学の広場

 大学の教員や学生と直接会話をしながら、小中学生を中心に誰でも科学の楽しさを体感できるオープンなイベント、岡山理科大学の大学祭企画「わくわく科学の広場」。理科系大学としての人材や施設・設備などの資産を活用し、地域社会の科学技術理解の増進に貢献する取組である。
 物理・化学、バイオからロボットや建築技術まで、バラエティ豊かな体験ブース等、あちこちで驚きの喚声や笑い声が上がる活気ある催しとなった。同大の学生もイベントブースを出展し、ボランティアスタッフとして延べ100名近くが参画し、実体験を通して彼ら自身も楽しみながら成長していく。

東京家政大学
  地域のニーズにこたえる連携事業

 東京家政大学のヒューマンライフ支援センターは、「地域のニーズに学生の学びで応える」をモットーとし、学生と地域商店街飲食店や池袋東武百貨店レストラン街の料理人との協働による新メニュー開発や、企業が発行するフリーペーパー等で学生考案のレシピの掲載、食育イベントの企画等、地域との連携事業を多数行っている。このような事業は、学生にとって、自分が考案したメニューが商品や紙面になる達成感を伴う経験となる。また地域の方の声を聞き、コミュニケーションをとることで実学の機会となり、学習意欲の増大や将来的なビジョンが具体化する等の効果も発揮されている。地域にとっても若い学生の発想や熱意は刺激となり、新しい取組や意欲が惹起された等の声が多い。

東京聖栄大学
  学生の身体計測で健康促進

 東京聖栄大学は毎年学園祭である「聖栄葛飾祭」を開催している。
 同大は、食のプロを養成する大学であり、様々な模擬店や手作り食品の販売ブースが賑わいを見せる。その中に、真剣な表情で身体計測に取組む白衣姿の学生達の姿があった。彼らはまもなく管理栄養士として社会に巣立つ、健康栄養学部管理栄養学科の四年生。今まで学んだことを来校された方々に「教えて! 私のからだ 大丈夫?」と題して、血圧計、骨密度計、体脂肪計等を用いてデモンストレーションを行った。希望者には実際に計測を体験してもらうという企画である。
 学生と体験者の間には、自然と会話が生まれ、農林水産省展示の「食事バランスガイド」や、減塩の方法、調理法、メタボ対策などについての質問や相談が相次ぎ、担当した学生にとっては「ドキドキでとっても楽しい」貴重な体験となった。

梅光学院大学
  ことばの力競う、文芸誌コンクール

 梅光学院大学では、開学130周年を記念して、2001年度から若者の創造の場の活性化のために、文芸誌等のコンクールを開催している。
 グローバル化、高度情報化社会の中、日本語の表現能力に優れた人材が求められる。同大は高校生等に広く募集を呼びかけ、その感性やことばの力を鍛える機会を提供している。文学の第一線で活躍する同大の教員らが選考委員を務めることから、多くの高校から応募が寄せられる。発行元が学校や生徒会で公認されている雑誌で、高校生や20歳未満の若者の手による文芸部機関誌、総合文化誌、現代詩や短歌、俳句の雑誌等が対象。

金沢工業大学
  サイエンス・レクチャー

 金沢工業大学は、社会問題となっている若者の理工離れを解消するため、「サマー・サイエンス・スクール」を開講している。子ども達が「科学は面白い」「工夫することは楽しい」を実体験する科学実験授業である。二日間の行程のうち、一日目に失敗を含め多くの試行錯誤を行い、二日目に成功を体験できるような講座内容となっている。近隣の小・中・高校教員グループと連携し、毎年100名を超える学生スタッフと運営している。
 また、近隣の四つの普通高校と連携して工科系体験実習を提供している。これは、文科省が推進する「サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト」に2003年度から六年連続採択されて実施している。この体験実習は、@科学技術に対する興味を持つ、A創造力を引き出す、Bチーム活動で進める楽しさと難しさを再確認する、C将来の進路を考える上で参考となる情報を提供する、の四項目を目的に取り組む。

中部大学
  学部対抗スポーツ大会

 
 中部大学では毎年6月の第二水曜日の午後を利用して、各学科から選出された選手が綱引き、長縄跳び、400メートルリレー等をそれぞれ競い、総合点にて学長杯を競うスポーツ大会を実施している。学生には常に元気であって欲しいとの願いで同大の学長が発案して始められた。日ごろ知られてない学生が運動能力を発揮することにより、学科内で人気者に生まれ変わることも多い。

浦和大学
  親子が集う「さくらまつり」

 
 浦和大学では、地域社会に根ざした教育の一環として、同大こども学部の学生と教員が協力して「さくらまつり」を企画・実施している。同大こども学部は、「こどもと育つ」を理念に、平成19年4月に開設された。教室と同じフロアに「こどもコミュニティセンター」があり、その中心的活動である親子ひろば「ぽっけ」は、地域の親子が学ぶ場として、平成19年10月に同大に開設され、学生が直接こどもと接することができる実践形式の教育の場としても活用されている。

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